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ミヤンマーのサイクロンや中国四川省の地震の被災記事の合間に小さな写真付の記事が目についた。朝日新聞2008年5月15日(木)夕刊4版l2面には「村上隆作品16億円落札 男性フィギア」とある。l4日夜(日本時間15日)にニューヨークで開かれたサザビーズ社のオ一クションで、村上隆氏の立体作品「マイ・ロンサム・カーボーイ」が1516万ドルで落札されたそうだ。村上さんの過去の最高落札額はことし4月のロンドンでオークションにかけられた「パンダ」が272万ドルだから1月もしないうちに5倍の値のようだ。フィギアのことを立体作品というのに笑った。さっそくアニメファンのオタ坊に見せれば、「なんだ男のフィギアか」とつぶやきながらもやけに関心を示す。 たかがアニメ入形といえ、フィギアを集める独身者もいて飲み会で熱く語る。どうでもいいことに夢中になり物笑いのタネにされるのはわたしも同じだから、プラスティク模型集めを思い出して合いの手を入れれば話が尽きない。おかげでメイド力フェまで付き合って家族に非難を浴びた。記事のオ一クションもそういう人の出品なのかもしれない。調子に乗って「俺もフィギアを集めるか」と言えば家族は呆れてバカにする。当ったことのない宝くじより確実だろうに。 先日は週刊平几パンチに掲載されていた過去のグラビアアイドル写真集を探しに妻を同行させた。次に銀河鉄道999のメーテルの画像をインターネットで探しまわった。これはいずれもブログに掲載したが家族は恥さらしだとおかんむりである。その合間にケネス・クラークの大著『ザ・ヌード 理想的形態の研究』(ちくま学芸文庫)や澤柳大五郎さんの『ギリシアの美術』(岩波新書E62)を読めば、「なんだ、女の裸じゃないの」とバカにされる。筋骨たくましい男の裸体に無縁なやせオヤジが今どきなぜ関心を示すのかと笑う。澁澤龍彦やオスカー・ワイルドを語ればきょとんとし、オヤジが男に興味を示すのは危ないと脅えている。ビーナスにひかれるわたしがどうして男色なものか。 金を貯めるというのは今まで実行できなかったし、これからも実行できないだろう。はしにもかからぬ道楽にさんざん散財してきたから、そのついでにフィギア集めもいいかなと思うだけだ。でも保田隆明さんの『なぜ株式投資はもうからないのか』(ソフトバンク新書)を読んでもうけ話はあてにならないと再確認したばかりである。株や士地には手を出せなくてもフィギアなら手が届くとふんだがこれも馬鹿にならない出費のようだ。老後に備えた利殖話でけっこう詐欺も増えている。絵や陶器も使われているから、フィギアもそのうち含まれるのにちがいない。それにしても見るのに飽き足らず手に触れるのもフィギアの楽しみなのだろうか。わたしはグリコのおまけで我慢しておこう。我ケ家のオタ坊はパソコンでアニメ画像を改ざんして満足している。岡田斗司夫さんの『オタク学入門』(新潮文庫)に掲載されているアニメキャラクターを眺めるのもヒマつぶしになる。なにはともあれ先月亡くなった上野動物園のパンダのリンリンに合掌。 【補記】 ホームページの「本の紹介」を更新しました。澁澤龍彦やワイルドにも触れています。http://www5f.biglobe.ne.jp/~nobu-yamada/honmokuji.html |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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HPずっと読んで夜更かし。 |
沼津60 2008/05/18 23:31 |
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