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五十肩の負け惜しみを並べているうちに《Feelin’Groovy》というフレーズが湧き上がってきた。サイモン&ガーファンクル詩集(シンコーミュージック)を調べれば『59番街橋の歌』である。Groovyは何かと辞書を調べれば《いかす》とか《かっこいい》という口語的な表現のようだ。山本安見さんの訳は、《Feelin’Groovy》を「気分はしごくゴキゲンさ」、「とっても浮かれた気分なのさ」としている。どういうわけか言い現わせないものの浮き浮きしてくる状態のような感じがする。 この歌は1966年の作品だからそれほど知られていないだろう。でも後年の重厚で完成したヒット曲『明日に架ける橋』や『ボクサー』と異なり、聴いているだけで何となく気分がウキウキレてくる。『アイ・アム・ア・ロツク』の人を拒むような孤立感と違って、一緒にやろうよという雰囲気がただよう。ララララーラとか、ドゥドウという掛け声を交るからだろうか。作詞、作曲はポール・サイモンである。山本安見さんの訳を引用します。 Slow down you move too fast, You got to make the morning last, Just kickin' down the cobble stones, Lookin' for fun and Feelin' Groovy. ゆっくり行けよ 急ぎすぎてるぜ この素敵な朝をじっくり楽しもうじゃないか 敷石をコツコツと踏み鳴らしながら おもしろいことを探してる 気分はしごくゴキゲンさ 〔第1節〕 たわいない歌詞だけど、気分がハイになって橋の欄干や街頭柱に語りかけたくなる朝ってありませんか。痴漢や奇人と間違えられるのは厭だからわたしは人間に話しかけるのを避けていますが、やっぱり変なおじさんに映るでしょうか。 |
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