道楽親父の独り言

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<<   作成日時 : 2008/07/20 00:55   >>

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 盆で出向いた沼津でセミの鳴き声に驚いたら、横浜も朝からセミの合唱が始った。ようやくうっとうしい梅雨が明けて病院へ向う日差しがきつい。夕涼みに妻と息子を連れて暗い夜道を山手駅まで30分歩けば当てにしていた駅前の喫茶店も閉店である。このままでは情けないので山手駅と山下ふ頭を結ぶ20系統のミニバスに乗った。

 21時45分発のバスは、人通りの絶えた民家街をぬって坂道にあえぎ、北方小学校や県立神奈川文学館を経て港の見える丘公園へ向う。同乗していた客は途中で降りて我ケ家だけしか残っていない。薄暗くて寂しい景色からやけにケバケバしいライトが飛び込む。今まで静かにしていた妻がほっとしたように「ああ、やっと横浜らしくなった」とため息をもらす。大通りから外れれば民家しかないのが横浜の山手や本牧である。

 22時というのに中華街はいつになく観光客がうろつく。平日は人通りも絶える時刻だ。
「3連休だから人が集まるのね」としたり顔で妻が笑う。
しぶしぶ付き合わされた息子は相変らず無言である。娘ならあれこれ話を盛り上げるが、息子にそれを期待しても無駄だ。

 山下公園で下車すればいつになく観光客があふれている。
「お母さん、少しバテてているよ」と息子がそっとつぶやく。
「どうせ公園の中はアベックばかりでしょ」と言う妻をなだめてファミレスヘ入れば、
「明日の花火は大丈夫かしら」と喉をうるわした妻がつぶやく。
 明日は山下公園で花火が行われる日だ。(2008/07/19)

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