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気になるけど気後れして言葉もでないときがある。きつい岩登りや沢登りをさけて遠回りした山歩きのようなものだ。でも手が出ないばかりにいっそう気になるものがある。ゲームや物理もそんなものの一つである。難しいもの、辛いものをさけてきたわたしにはなじめないが「ムツカシイものは面白い」と言うそそのかしにあえてのってみよう。 高校生向けの物理の薄い解説書をひまつぶしに読み流した。大学受験生向けの内容だが細いことを除けば文系親父になじめる。教科書とちがってそれがいかにして成り立っているとか、数式がどういう意味を持つかを確める機会だった。でも基礎知識が欠けて計算問題はお手上げである。最後に、「面白いから物理をやるのだ」というのに腹をかかえた。役に立つとは限らないがムツカシイけれど面白い。「ハラハラドキドキの面白さこそ物理だ」というそそのかしに共感するのも変である。【l】。 アインシュタインの《質量とエネルギーの等価性》を示すE=mc2乗が気になってインターネットを検索したら頭がこんがらかってきた。エネルギーは質量と光速度の2乗の積に等しいという有名な関係式である。ウィキペディアによれば、4次元運動量をpとし、E2乗=m2乗c4乗+p2乗c2乗の式で、物体が運動していないp=0の場合にE=mc2乗となるそうだ。数年前にピタゴラスの定理を利用して相対性理論を説明する本に挑戦して挫折した。無線をやっていた頃にも相対性理論をかじってローレンツ変換の込み入った式にお手上げした。わたしは幾何が絡む理屈は苦手である。【2】【3】 わからないから近よらないできたものの、それがロ惜しくて何度も近づいてしまうのも物理や数学だ。今も覚えるつもりがない英語と異なり、暗記でなく理屈で考えれば受け入れられるのも不思議である。これも怖い物見たさでしょうか。それを次のように指摘されてうなづくのもへそまがりでしょうか。 「そんなムツカシイことをして、何の役に立つのかと思う人もいるだろう。しかし、人間はムツカシイか、ヤサシイかだけで物事を選ぶのではない。〔中略〕めったに成功しないムツカシイゲームであればあるほど、そのゲームは面白いのである」〔橋元淳一郎著『だれも教えてくれない 橋元先生のみんなの物理』137頁〕 といっても、いくらたっても上がれないゲームほどロ惜しいものはない。辛抱とか根気という言葉はわたしの辞書にはないからだ。しかたないのでブルーバックスの『新しい高校物理の教科書』をこっそり眺めている。 【l】橋元淳一郎著『だれも教えてくれない 橋元先生のみんなの物理』(学習研究社、2001年)。この方は『時間はどこで生まれるのか』(集英社新書0373G、2006年)というおとなにもわかりやすい本を書いています。 駄定になりますが内井惣七著「空間の謎・時間の謎 宇宙の始まりに迫る物理学と哲学』(中公新書1829、2006年)も楽しめる本です。この方の『パズルとパラドックス』(講談社現代新書970、1989年〕は肩がこらない論理を楽しむ本です。 【2】アインシュタインの相対性理論の解説は多数あります。読み物として面白いのは、アミール・D・アクセル著『相対論のもたらした奇妙な幾何学』(早川書房)、デビヴィッド・ボタニス著『E=MC2乗』(早川書房、2005年)、ジェニフアー・ウーレット著『黒体と量子猫2 ワンダフルな物理史[現代篇]』(ハヤカワ文庫、2007年)でしょう。日本人が書く相対論の本はなぜか分かりませんがアインシュタインの伝記が多いのに呆れます。 【3】読んで手が出なかったのは、見城尚志・佐野茂著『時空の謎を解く双曲幾何 ピタゴラスの定理でわかる相対性理論』(技術評論社、2006年)です。三角関数をやり直してから再挑戦するつもりです。非ユークリツド幾何にも関わりますがピタゴラス(三平方)の定理はなかなか奥深いのに驚いています。 【補記】 文系親父でも親しめた物理や数学の本をホームページの「本の紹介・科目編」にまとめています。理系のみなさん、あなた方の話についていけない親父を笑わないでね。そのうちアルキメデスやピタゴラスもとりあげます。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
初めまして。 |
pitch pipe 2008/07/04 00:12 |
どういたしまして。 |
道楽親父 2008/07/20 02:04 |
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