道楽親父の独り言

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help リーダーに追加 RSS 油壷マリンパークへ立寄る

<<   作成日時 : 2008/07/06 14:05   >>

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 午後の診察時刻には間があるので京急の快特に乗って終点の三崎口へ出向いた。浦賀と三崎口との分岐である堀ノ内駅から先は各駅停車になり客が減った車内はやけにひっそりとしている。横須賀中央から堀ノ内までは猿島が間近に見えたが、久里浜−金谷間の東京湾フェリーは濃霧のために欠航である。空がよどんで何となくもやっとしている。霧の中から煙突がぬっと突き出すのも不気味である。津久井浜の高台を巻いて走る電車からは大根畑とトウモロコシしか見かけない。

 数年に一度出向く城ケ島と異なり、《京急油壷(あぶらつぼ)マリンパーク》は2度目である。18年ぐらい前に子どもを連れてバンドウイルカのショーを眺めに出向いたが、クルマの渋滞にうんざりして以後はまったく近寄らなかった。後乗り整理券付きのバスに戸惑い、始発には整理券が不要なことを運転手に確めて乗ったバスが終点へ着くころは妻とわたしと途中に乗った老女だけである。三崎口からバスで15分、1時間に3本あるバスも途中下車が多く、午後3時前というのになんとなくひなびた終点である。

 「マリンパークに直づけじゃないの。これじゃ野っ原にある臨時駐車場よ」と妻は驚きを隠さない。廃墟と化した観光ホテルや昨年12月16日をもって廃止された城ケ島と結ぶ渡船場入口を眺めてマリンパークヘ向う道は強い日差しがやけによそよそしい。小網代湾や三戸海岸も霧に霞んで薄ぼんやりしている。暑がりの妻は、かつての賑わいを思い出し、寂れた観光地に連れ出された不満をあれこれ並べる。日帰り温泉のある《ホテル京急油壷観潮荘》へ立ち寄っても、夕ンクローリーを見かけて「ソレイユの丘と同じ海洋深層水の温泉ね」と素っ気ない。

 「入場料がl700円もするのよ」と気乗りしない妻をなだめマリンパークに入場すると家族連れとアベックがあふれている。「今でも人が集まるのね」と妻は驚きを隠さない。ぺンギンやイルカのショーのほかに小さなサメに触われ、薄暗い水族館の中を歩くのは子どもだけの場ではない。水族館の《魚の国》に入り、長いヒゲを持つのどかなジンベイサメを眺めて「サメというよりナマズみたいね」と妻はつぶやく。タカアシガニや伊勢エビを眺めて「おいしそう」はないだろう。ハリセンボンやフグのユーモラスな泳ぎに食い入り、熱帯魚の鮮やかさや深海魚の不気味さに妻が満足するのもおかしい。2階の円型大水層にはサメやエイのほかに大小の魚が回遊していて思わず見とれる始末である。(2008/07/05)

【補記】

 記事の全文や撮影した写真はホームページの「出向いた場所」に掲載します。 

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